上山市鶴脛(つるはぎ)町にある 蕎麦処一休。
車通りの多い国道458号沿いにありますので、きっと多くの方にお馴染みのお店ですよね
恐れ多くも最初にお伝えしますが、
この記事を読むと…
山形県民としては、いつでもすぐそばにある(そばだけに?!)身近な存在と感じていたお蕎麦について、「え!そんな魅力があったの!?」と、新たな魅力にお気づきになること間違いなしです!
そう申し上げたいくらい、一休は山形らしいお蕎麦を打ち続けているお店なんです。
お米も品種によって味わいが違うように、蕎麦粉も奥が深いんです。
庄司さんが主に使用しているのは3種類。まずは“でわかおり”。こちらは山形県内で栽培される蕎麦粉の中で収量が多いので、聴き馴染みがある品種ですよね。
そして、大石田町からは“来迎寺(らいこうじ)蕎麦”。粘り強く、力強い特長があって、庄司さんはこの性質を活かして、粉を扱いにくい梅雨時に重宝しています。
3つ目は常陸秋そば(ひたちあきそば)。きれいな緑色で上品な香りが特長。都会の方が好む味に仕上がります。また同じ品種でも、生産する畑や生産者によっても味が全く違うんですって!
また、蕎麦の美味しい時期は?と聞かれたら「新そばの時期!」と答えたくなりますが、蕎麦は1年を通じて味の変化を楽しむことができるんです。
新そばの時期はフレッシュな味、年明けから3月頃までは落ち着いた味わい、その後も日ごとに増していく旨味を楽しみます。
まるでワインのような楽しみ方ができるんですね~。本当に驚きました。
ここまでお話を聞いて、いつもの蕎麦への向き合い方を反省したのは言うまでもありません…。(そこまで深く考えて味わっていなかった…涙)
庄司さん、新たな気持ちでいただきますので、お蕎麦味わわせてください!!
蕎麦に対するこれまでの向き合い方をただただ反省する私に、庄司さんがオススメしてくださったのは、こちら!
「山形そばの実ボロニアソーセージと焼き野菜のヘルシーせいろう」です。
なんと!まるでイタリアンのような仕上がりの美しいお品!
想像していなかったビジュアルに、正直びっくりな私。
ここで庄司さんは3つ目のこだわりを教えてくれました。
3つ目のこだわりは、器にこだわる。
そばを盛っている器は、上山市に工房を構える「くだものうつわ」のお皿。
果樹園から出た間伐材を使っていて、地産地消、かつエコな器です。
地元で育った木から作った器に 地元で作ったそばを盛りたいという想いから選びました。
それでは実食♪
とっっっっっても冷えたお蕎麦を口にしていくと…♪あら!器に文字が♪
そうです。食べ進めていくと、何の木を使っている器なのかがわかる仕組みになっています。
通常は器の裏側に、使用した木材の名前を入れているのですが、食べ進めながら徐々に文字が出てきたら楽しい♪と考えて、一休オリジナルで表面に文字をいれることにしたそうです。
嬉しいサプライズ、いいアイディアですよね!
そして、お蕎麦のシメといえば“蕎麦湯”ですよね。蕎麦湯にもこだわりがあるんです!
蕎麦湯に使用しているのは、蕎麦のゆで汁ではなく、蕎麦湯のために作った蕎麦粉を使っています。
一休では毎日蕎麦粉をひいていますが、その際に残るのが“あまかわ”。あまかわには蕎麦の旨味、濃厚な味が残る、いわゆる一番美味しい部分!そこを捨ててしまうのはもったいないので、あまかわを集めてさらに細かくひいていくと、蕎麦湯用の蕎麦粉ができあがります。
希少な山形県産の蕎麦を余すところなく美味しくいただく。庄司さんの蕎麦への愛情が蕎麦湯にも表れているんですね♪
あ~~~!!!お蕎麦食べたい~~~!!!!
その想い、ぜひ一休さんで叶えてください♪ 山形が誇る蕎麦の新しい世界へいらっしゃいませ~!
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